金融業界の営業経験者にエージェントが本当におすすめしたい転職先・3選
こんにちは!べいです。
「金融業界から転職したいけど、どこを受けるべきか分からない」
「証券・銀行業界の知識を活かせる転職先を知りたい」
「金融業界はもう嫌だけど、給料も下げたくない・・」
とお困りではないですか?
今回は銀行や証券で営業としてお勤めの方におすすめの転職先を、業界と職種をセットでご紹介させていただきます。
※以前投稿した脱・営業のおすすめ転職先。こちらも参考にどうぞ
私も証券営業から転職を経験した人間です。転職を希望したくなる気持ち、すごく分かります。。
エージェントとして実際に支援した方の経験も踏まえて、お伝えさせていただきます。
金融営業から転職したい主な理由
まずは、金融業界で営業をしている方がどんな理由で転職をしたいと考えているのかを確認します。
※金融営業の主な転職理由
・ノルマが厳しく、上司からのプレッシャーが精神的にきつい |
・お願い営業でお客さんに迷惑をかけてしまうのがつらい |
・成果主義から職場の人間関係がギクシャクする |
私の経験上、こういった転職理由をお持ちの方が多いのです。
実際に私もノルマの厳しさや成果主義すぎる職場環境のつらさ、お客様の役に立てていないジレンマによって転職を決意しました。
同じような理由で転職をお考えの方は、以下にご紹介する転職先を検討されてみてはいかがでしょうか?
金融営業経験者は転職しにくい!?
金融営業の経験者は、優秀な人材が多いです。
新卒時で高いハードルを潜り抜けた経験をお持ちなので、そういった傾向にあるのが事実です。
ただし、だからと言って転職市場で金融営業の経験者が転職をしやすいワケではありません。
その 理由は2点あります。
理由①:条件面で折り合いがつく求人が少ない
金融業界は給与条件の良く、福利厚生も充実している傾向にある業界です。
20代で年収6~800万円台は業界内では珍しい事ではありませんが、残念ながらそういった業界はかなり少ないのが現状。
「転職したいけど、給与が下がりすぎるので転職できない」という悩みを持つ方は非常に多いのです。
理由②:金融営業の経験を活かせる求人が少ない
数多く存在する金融商品や財務諸表の知識を活かせる職種や業界は金融業界の外には多くありません。
経験者を求める傾向の強い中途採用の現場において、金融業界出身者を即戦略で採用するケースは少ないと考えるべきでしょう。
「知識を活かして働くために、結局金融業界内での転職になりました」という方も一定数存在しました。
これら2点の理由から、金融業界出身者の転職活動が簡単ではない事がご理解いただけたかと思います。
だからこそ、業界と職種にターゲットを絞って転職活動される事をおすすめします。
おすすめ転職先・3選
前置きが長くなってしまいましたが、銀行マンや証券マンにおすすめする転職先を3つ、理由と併せてご紹介します。
IT(パッケージソフトウェア)の営業
異業界への転職が比較的容易な20代~30代の方であれば尚更ですが、ITそれもパッケージソフトウェアを取り扱う営業への転職をおすすめします。
【おすすめする理由】
・業界の給与水準が高い
比較的若い社員が多い割に、平均給与額が高い企業が多いのが特徴です。企業によっては金融業界に比べて高い所もあるので、転職による給与減を心配される方には特におすすめです。
・知名度が高く、安定性がある
スタートアップのIT企業とは異なり、すでに認知度の高いパッケージ商品を販売している企業が多く、大手メーカーに匹敵する安定性を持つ企業が沢山あります。
名刺管理ツールのsansan・経費精算管理システム(楽楽精算)でおなじみのラクス・藤原竜也さんのCMでおなじみのSkyなど、大々的に広告を打っている企業が多いですよね。
【※注意点】
・入社当初は年収が下がる可能性が高い
どの求人にも言える事ではありますが、転職直後は年収が下がる可能性が高いです。平均給与が高いIT業界の企業でも、最初は下がってしまう事は理解しておく必要があります。
・ITに関する勉強が必要
私の個人的な感覚ですが、金融マンはITリテラシーの低い人材が多い傾向にあります。
これは、社内システムが厳しくセキュリティ管理されている金融業界では、ExcelやPowerPointを使用する機会が少ないためだと思います。
入社後の商品理解はもちろんですが、ネットワークインフラ等のPCスキルは身に付けなくてはなりません。
コンサルティングファームのコンサルタント
おすすめ転職先の2つ目はコンサルです。
一般的には入社ハードルの高い企業・業界ですが、金融出身者を積極的に採用する傾向もみられます。
【おすすめする理由】
・給与水準が高い
コンサルの給与水準は業界別で見てもトップクラスです。30代で年収1000万円プレーヤーもザラにいるほど。
金融出身者がネックになる給与面における心配はかなり少ないと言えるでしょう。
・金融業界で身に付けた知識が活かせる
コンサルの主な仕事は経営課題に関わる項目です。そのため、企業の財務諸表や資金繰りの状況を把握する必要があるため、金融業界で身に付けた知識や経験がかなり活かせます。
コンサル業界が金融出身者を採用する傾向にある理由はここにあります。
【※注意点】
・業務量と責任が大きい
経営課題に直結する業務を行うため、企業状況の把握や経営者との打ち合わせ・データ分析などの業務量が非常に多い仕事です。
普段の勉強も欠かせないため、ワークライフバランスを最重視する方には入社後にギャップを感じる可能性があります。
人材紹介サービスのキャリアアドバイザー
最後にお勧めするのは人材紹介サービス(転職エージェント)のキャリアアドバイザーです。
詳しい説明は今回省略しますが、転職エージェントは基本的に企業側の担当者(営業)と求職者側の担当者であるキャリアアドバイザーに分かれます。
転職エージェントをご利用されている方でしたら、実際に面談をした方の事ですね。
※一人が両方行っている企業もあります。
【おすすめする理由】
・お客様の喜びを実感できる
-厳密にいうと、求職者はお客様ではありません。しかし、対面するサービス提供対象の転職を一番近くで支援できる立場なので、求職者からの感謝を実感できることがキャリアアドバイザーの仕事上での大きなメリットです。
・実績を出せば昇進が速い
人材業界は実績重視の評価体系になっており、給与もその評価によって変動します。成果を出せる人材は金融業界に比べてかなりハイスピードで昇進する事も可能です。
金融業界での支店長クラスに、30代前半で就く事も可能です。
【※注意点】
・ワークライフバランスは取りにくい
人材業界最大のネックは業務量が多く、残業が長い事です。私が人材業界に身を置いていた時は、常に21~22時まで業務を行っていました。。
最近は働き方改革に賛同している企業もあるようですが、人材業界への転職を検討する際は必ず業務量や勤務時間を確認して下さい。
・給与水準が下がる可能性が高い
上手く昇進すれば給与水準はペース良く上がっていきますが、金融業界に比べればその水準は低いと言えるでしょう。
応募の際にはモデル年収等の確認を行いましょう。
まとめ
金融業界に身を置く方におすすめの転職先を3つ紹介致しました。
条件面や活かせる知識・経験などを理由に、金融業界からの転職はご自身の転職理由を踏まえて求人のターゲットを絞って受けていく事が大切です。
また、今回ご紹介した転職先の案件は求人サイトよりも転職エージェントが保有している可能性が高いです。
※企業側もターゲットを絞って採用活動したい求人であり、大量募集ではないため。
金融業界人材の転職に強いエージェントを複数活用する事をおすすめ致します。
金融業界からの転職をお考えの際は、ぜひ参考にしてみて下さいね。
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